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Android、行動経済学、ガジェットなどが好きです。日々感じたことなんかを書きます。

「意識高い系」は笑っていいけど「意識が高い学生(笑)」は優しく見守ろう

先日「意識高い系」を笑うな - 心がよろけそうなときに読むポンコツ日記というブログ記事がバズっていたので便乗してみます。と言いつつ、リンク先の記事のような真面目な内容ではありません。

この記事に出てくる用語について

まず幾つかの用語について誤解がないように先に定義しておきます。あくまで僕が認識している意味で、この記事での文脈ではこういう意味として使いますということです。

意識が高い人

そのままの意味で、目標や志などの意識が高い人。実が伴っているかどうかは考慮しない。

意識高い系

意識が高いような振る舞いをするけど実際の努力は特にしていない人、また意識が高いこと自体にアイデンティティを持っていてそれをひけらかしたいと思っている人。ここのニュアンスが難しいのですが、「地獄のミサワ女に惚れさす名言集」に出てくる「実質1時間しか寝てないからつれーわー」*1の人に近いです。あくまでカテゴリ分けであり文科系・体育会系・ウェイ系・意識高い系…のような分類の一つ(僕のイメージです)。先ほどのリンクの方のブログの定義である「志は高いが実を伴わない人」は「意識が高い人」に分類され、ここでの意味とは違います。

意識が高い学生(笑)

意識高い系を学生に限定したバージョン。おそらくこちらの方が「意識高い系」よりも早く出た気がします。でもそういう人が学生に限らずいたので「意識高い系」が定着したのだと思います。「(笑)」については「スイーツ(笑)*2」から来ていると思われます。

意識高い学生(笑)を大二病と言い換えてみる

中二病厨二病)」という言葉があって、wikipediaでは

中二病(ちゅうにびょう)とは、「(日本の教育制度における)中学2年生頃の思春期に見られる、背伸びしがちな言動」を自虐する語。転じて、思春期にありがちな自己愛に満ちた空想や嗜好などを揶揄したネットスラング。「病」という表現を含むが、実際に治療の必要とされる医学的な意味での病気、または精神疾患とは無関係である。

とあります。ようは邪気眼*3の使い手です。

人によって差があるものの、こういう経験をした人はいると思います。中学二年生が厨二病的な発言をしたところで「バカだなー」とは思っても誰も批判はしません。

「意識が高い学生(笑)」も同じようなもので、これも人によって差はありますが大学二年生くらいには自己啓発書を読んで影響されたりするものだと思います。仕事をしている訳ではないので意識だけが高そうなセミナーとか学生団体に入って仕事がないことを補おうとするのは頷けます。

意識が高い学生(笑)は見守ろう

意識が高い学生(笑)は大二病です。仕事をし始めたら自分の未熟さに気づくこともあるでしょう。だからそれまでは見守ってもいいのではないでしょうか。自分の同級生がそれだったら、厨二病だった友達と同じように「バカだなー」と思っておけばいいです。

ただしおかしなセミナーに頻繁に行っているようなら注意してあげてもいいかもしれないです。お金儲けしようという人ほどカモになりやすいので。

意識高い系のおっさんは笑ってあげましょう

学生はいいとして、問題なのはおっさん(おばさん)の意識高い系です。念のためもう一度言葉を分類しておきますが「意識が高い人」ではなく「意識高い系」です。いい歳して意識高い系の発言をしているおっさんは多いですが、そんなことより本業でまず結果を出してからにしろと内心は思います。(僕も人のことを言えるような結果を出している訳ではないですが)

でも厨二病の人はその心を持ち続けたらもしかしたらものすごい漫画家になるといったような道もあるかもしれないので、批判されながらも意識高い系を続けていたらネオヒルズ族になれるチャンスはあるかもしれませんね。

同じ場所に3年間勤めた結果「3年は続けろ」に根拠はないことがわかった

就職したらまず3年は続けてみろというのがおじさんたちの通説となっているようです。僕は今年の4月で、同じ場所に勤めてちょうど3年になりました。その結果感じたのは3年ということに根拠はないということです。

長く勤めることで得るもの・失うもの

僕がそこに入ったとき、技術的にはほとんど何も持っていませんでした。仕事をする中で学ぶことも多く、後半は教える立場になったり他の人がやったことのないことを調査して導入するなどという立場にもなりました。

おそらくこの新しいことを覚えてそれを自分のものにして後輩に伝えるという流れが一般的に3年なのだと思います。ただし、このスパンはその組織によるので早く仕事を任される場合もあるし逆もあると思います。それよりも、それぞれが自ら考えて学ぶことの方が重要なため1年目でも3年目でも5年目でも学ぶことは無限にあると思っています。

逆に長く勤めることで失うものは客観的な視点だと思います。どんなに客観的に組織を見ようとしても3年もいるとその組織の文化にある程度は染まります。特に新卒だとそれが当たり前に感じてしまうので世間的には間違っていることでもそれが当たり前に感じてしまいます。

僕の場合も、組織に入ったときには疑問に思っていたことも最近では改善する努力を忘れてしまうことがあります。

3年は勤めるべきか?

僕の場合は幸いなことに使っている技術も新しいもので需要が高いものが多いので良かったのですが、場合によってはその組織でしか通用しない技術しか身につかない場合もあります。そういう場合は、(職歴の経験年数とも相談しつつ)すぐに辞めるべきだと思います。変なスキルしか身につかないのに3年も過ごすのはあまりにコストが高いです。

先ほども書いたように続けることのデメリットは組織の文化に染まって考え方が固執してしまうことです。技術が身につくこととそのデメリットとのトレードオフを考えて続けるべきかどうかを考えるのがいいと思います。

同じ場所ではなく同じ職種を続ける

僕の考えとして長く同じ場所にいるのは好ましくないと思っていますが、同じ職種は続けるべきだと思います。経歴に一貫性がなければ就職が難しくなるだけではなく、同じことを続けて自己マスタリー*1を目指さなければ何者でもない人間になってしまいます。

*1:kotobank.jp

【2015年4月9日投稿】今ならMassdropでTEX Yodaが買えるよという話

購入 → TEX Yoda(Massdrop)


僕のブログにはTEX Yoda関連の検索から来る人が最近多く、知人などからも購入先を聞かれるので今日は「今ならMassdropで買えるよ」ということを伝えるためのエントリーです。

Massdropは共同購入型のサイトです。ギャザリングと呼ばれることもあるかもしれません。通常Massdropではある商品に対して投票を行って、その投票に応じて価格交渉が行われ、さらに一定数の購入希望者が集まった時に安価で商品の購入が可能です。

この仕組みで商品の販売元は一定の販売数を確保でき、消費者も比較的安価で購入可能です。kickstarterなどクラウドファンディングから進んである程度生産ラインもできたハードウェア系ベンチャーなどにとって嬉しい仕組みではないでしょうか。

しかし、その仕組み上MassdropではAmazonのように好きな時に購入できるわけではありません。投票が集まり、販売すると決定されてから数日間しか購入機会がありません。TEX Yodaに関しても過去数回購入の機会がありましたが逃してきた人も多いかと思います。

今なら買えます。あと8日間くらい。

www.massdrop.com

Datamancer Typewriter Keys をつけてみた

最近メカニカルキーボードが好きです。先日tex yodaを購入したのですが、それに合いそうなDatamancer Typewriter Keysという面白いキーキャップをmassdropで見つけたのでつけてみました。

Datamancer Typewriter Keys

(Datamancer Typewriter Keys) f:id:flow58:20150305220535j:plain

tex yodaの元々のキーキャップ) f:id:flow58:20150305220545j:plain

自分の使っているtex yodaは茶軸で、いままで防音用のリングをつけていたのですが、見た目がタイプライターっぽくなったのであえてリングを外して音が出るようにしています。打ちやすいかと聞かれたら間違いなく打ちにくいのですが、気分的に楽しくなるのでそれはそれで良いです。ちなみにBが逆さまになっているのは普通につけるとtex yodaのトラックポイントが干渉してしまうためです。

打鍵音

Tex Yoda(cherry brown switch) + Datamancer Typewriter Keys Typing sound | Tex Yoda(茶軸)打鍵音 - YouTube

関連

Eclipse (luna)とPydevでPythonの開発環境を作る

インストール手順

eclipseインストール

公式サイトから安定したバージョンを入手します。Eclipse Downloads

Pydevインストール

Eclipseを開いて
[Help → Install New Software → Add]
f:id:flow58:20141230184836p:plain
Nameは適当にPydevなどとつけてLocationにhttp://pydev.org/updatesと入れます。最新版を入れてしまうとPydevが表示されないなどの不具合があるようなので2.x.x系を入れるのが無難です。

Show only the latest versions of available softwareのチェックを外して2.x.x系の最新版をインストールします。
f:id:flow58:20141230185052p:plain

プロジェクト開始手順

プロジェクトを開く

Package Explorerで右クリックするなどして
[New → Project → Pydev → Pydev Project]
f:id:flow58:20141230185531p:plain

すでに存在するプロジェクトを開く場合はProject contentsのUse defaultを外してそのプロジェクトのディレクトリを指定します。
f:id:flow58:20141230191837p:plain
vertualenvなどでPython環境を作っているならばここでInterpreter指定します。ドロップダウンメニューに該当のPythonがない場合は「Click here to configure an interpreter not listed.」をクリックして追加します。
f:id:flow58:20141230191915p:plain

Djangoプロジェクトの場合

プロジェクトを右クリックして
[Pydev → Set as Django Project]
さらにプロジェクトを右クリックしてPropertiesから Pydev - Djangoでmanage.pyの場所やsettingsファイルの場所を指定します。Pydev - PYTHONPATHも設定しておきます。
f:id:flow58:20141230190855p:plain

その他

PEP8に準拠

ついでにPEP8に対応したコードを書くには

[環境設定 → PyDev → Editor → Code Analysis → pep8.py]

でWarningなどにしておくと準拠していないコードは警告を表示してくれます。

Emacsキーバインド

Pythonと関係ないですが自分の場合Emacsキーバインドを使いたいので

[環境設定 → General → Keys]

SchemeをEmacs2しています。

HTML エディタ

自分の環境ではHTMLエディタが入っていなかったのでいれました。
[Help → Install New Software → Add → Luna - http://download.eclipse.org/releases/luna → Web, XML, Java EE and OSGi Enterprise Development → Eclipse Web Developer Tools]

Django Editor - plugin for Eclipseというのもありますがうまくいかなかった記憶があるので今回は使っていません。

新しいmacにpyenvインストールした備忘録

はじめに

今までmacpythonを使った開発をするときはpythonbrewとvirtualenv・virtualenvwrapperを使っていましたが、最近はpyenvを使うのが主流になってきているようなので、今回はpyenvを使うことにしました。備忘録として書いていますが正直記録するまでもないくらい簡単でした。というか類似の記事はたくさんありますが備忘録ということで。

手順

XcodeXcodeコマンドラインツール入れる

新しくPythonをインストールするときに失敗するのでXcodeコマンドラインツールなどが入っていなければ入れておきます。XcodeApp storeから。

xcode-select --install

homebrewいれる

pyenvを簡単にインストールするために入れておきますが必須ではありません。

ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"

pyenv本体とpyenv-virtualenvを入れる

pyenv-virtualenvは必須ではないですがあったほうが便利なので入れます。

brew install pyenv-virtualenv

↑でpyenv本体も入ります。virtualenvを使わない場合は

brew install pyenv

上の方法はhomebrewを使っていますがhomebrewを使わずにgithubからcloneすることもできます

pipがなかったら入れる

easy_install pip

.bashrcなどに設定を書いておく

if which pyenv > /dev/null; then eval "$(pyenv init -)"; fi

# 任意
# export PYENV_ROOT=/usr/local/opt/pyenv
export PYENV_ROOT=~/.pyenv

たぶんこれだけ

Macを買い換えたので最初の設定などをメモ

はじめに

今まで3年前くらいに買ったMacbook Air13インチを使っていましたが、容量が足りなくなってきたのと外出時など画面が小さくて作業がしにくかったのでMacbook Pro15インチを買い換えました。その初期設定などをメモしておきます。

基本設定

caps lockとcontrolを入れ替える

今回買ったのはUSキーボードなのでAの隣がcaps lockですがJISキーボードのようにAのとなりにcontrolが欲しいので位置を入れ替えます。

[システム環境設定 → キーボード → 装飾キー]

トラックパッドを使いやすくする

macを変えると大体トラックパッドの仕様が変わっているので入れ替えます。

[システム環境設定 → トラックパッド]

ダイアログをスペースバーとタブで操作できるようにする

windowsのようにダイアログの「はい」「いいえ」などもキーボードから操作できるようにしたいので設定しておきます。

[システム環境設定 → キーボード → ショートカット → (下部の)すべてのコントロール]

日本語入力を追加する

command + スペースを押しても日本語入力ができなかったので日本語を追加します。

[システム環境設定 → キーボード → 入力ソース → + → 日本語]

dockのサイズ変更

[システム環境設定 → dock → サイズ]

キーリピート

キーリピートは一応macの標準の設定で変更できますが後述するKarabinerを使うとそちらで上書きされてしまうようなのでKarabiner側で設定します。

ちなみにmacの設定では
[システム環境設定 → キーボード → キーボード → キーのリピート]

アカウント

カレンダー・メール・連絡先

Appleの標準のソフトにそれぞれGoogleのアカウントを登録して同期させます。

基本ソフト

App Store購入済みをインストール

購入済みソフトはインストールしておきます

Google Chrome

SafariよりもChrome派なので真っ先にChromeを入れます。googleにログインしたらブックマークなどはすべて同期されます。
https://www.google.co.jp/chrome/browser/desktop/index.html

EverNote

メモはスマホでもなんでもEverNoteを使っているのでインストール。
https://evernote.com/intl/jp/

Dropbox

ほとんどのファイルはDropboxに入れているので端末移行時のファイル類の移行はDropboxを入れてログインするだけです。
https://www.dropbox.com

CotEditor

EverNoteに保存するまでもないメモやちょっとしたスクリプトを書くときにはCotEditorが最適だと思っています。
http://coteditor.com/

Karabiner

macでは定番ですが、キー入力の細かい設定などをするためにKarabinerを入れておきます。
https://pqrs.org/osx/karabiner/index.html.ja

(TotalFinder)

標準のファインダーでタブが使えなかったときにタブが使いたかったのでTotalFinderを使っていましたが今のファインダーではタブも使えるようなので今回はまだ入れてません。使い勝手が悪そうだったら入れます。
http://totalfinder.binaryage.com/

CUIソフト

iTerm2

デフォルトのターミナルでもいいのですが画面を左右に分割したいのでiTerm2を入れます。そしてビープ音がうるさいので消しておきます。
http://iterm2.com/index.html

[ Prefecences → Profiles → (profile名)→ Terminal → Silence bell]

homebrew

開発を始めたときに必ず必要になりそうなのでとりあえず入れておきます。
http://brew.sh/index_ja.html

ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"

git

gitも入れておきます。

brew install git

githubの設定

ついでにgithubにキーを追加しておきます。

[ Settings -> SSH keys -> Add SSH key ]

キー作成
ssh-keygen
githubにキー追加

Settings -> SSH keys -> Add SSH key

dotfiles

.bashrcや.gitconfigなどはgithubに置いてあるのでcloneして(若干修正して)cpしておきます。

その他ソフト

とりあえず一通り動かすのに必要なものは入れたのでその他のソフトは必要になったときに入れます。