58FLOW

Android、行動経済学、ガジェットなどが好きです。日々感じたことなんかを書きます。

ルノアールで聞いた風俗業者の面接

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ルノアールが好きでよくコーヒーを飲みながら読書や作業をしています。店舗にもよるでしょうがルノアールはマルチの勧誘から大学教授のアカデミックな会話まで、他のチェーンのカフェよりもディープな会話が聞こえてくる気がします。

普段は自分の読書や作業に集中するためにイヤホンをつけてホワイトノイズを流すなどしてなるべく会話が聞こえないようにしているのですが、今日はなんとなく周りの音を遮らずにいたので隣の会話が聞こえていました。

その席は何かの面接に応募したかスカウトされた若い女性と、その面接を行う業者の男のペアでした。ざっくり聞こえてきた内容は以下のような感じです。

  • 女性
    • 地方から東京に憧れて上京してきた
    • アニメ好き
    • コスプレもやってみたい
    • 仕事は探し中
    • 家も探し中で、今は友達の家にいる
  • 業者
    • 業者はメイド喫茶や風俗などいろいろやっている(と主張している)
    • いろいろ理由をつけて女性がメイド喫茶は向いていないことにしようとしている
    • いろいろ理由をつけて女性が風俗が向いていることにしようとしている
    • 今働いている人の話を聞くことはできるが条件は研修(たぶん実技)を受けること
    • 研修を受けるにはとりあえず名簿に登録が必要

これは明らかに、地方から上京して仕事を探している若い女性にメイド喫茶などと偽って風俗店で働かせる典型的なパターンでしょうね。実態はよくわかりませんが、研修に参加するなど少しでもその世界に踏み込んだら違約金や映像などいろいろ脅しを掛けて働かせられることが想像できます。

本人も大人なので自分で自分を守ることができると思いますが、風俗店の面接だと分かる前の健気に自己アピールしている姿が印象的だったので、彼女が選択で迷ったとき正しい判断ができるように何かしてあげられないかと考えました。しかし会話に割って入ることができるわけでもなく、できることはほとんどありません。そこで、アニメやコスプレが好きということだったので、たまたま持っていたアニメ系バーのポイントカードを業者の男がトイレに立った隙に女性に渡し、こういうところで働くという選択肢もあると提案しました。

意味があったかどうかはわかりませんが、間違った選択肢を選んでしまう前に踏みとどまるきっかけにでもなってくれればいいと思います。その後二人はルノアールを出ていったのでどうなったかを知ることはできませんが、無事に帰宅できているといいなと思いながらこの文章を書きました。