58FLOW

Android、行動経済学、ガジェットなどが好きです。日々感じたことなんかを書きます。

「意識高い系」は笑っていいけど「意識が高い学生(笑)」は優しく見守ろう

先日「意識高い系」を笑うな - 心がよろけそうなときに読むポンコツ日記というブログ記事がバズっていたので便乗してみます。と言いつつ、リンク先の記事のような真面目な内容ではありません。

この記事に出てくる用語について

まず幾つかの用語について誤解がないように先に定義しておきます。あくまで僕が認識している意味で、この記事での文脈ではこういう意味として使いますということです。

意識が高い人

そのままの意味で、目標や志などの意識が高い人。実が伴っているかどうかは考慮しない。

意識高い系

意識が高いような振る舞いをするけど実際の努力は特にしていない人、また意識が高いこと自体にアイデンティティを持っていてそれをひけらかしたいと思っている人。ここのニュアンスが難しいのですが、「地獄のミサワ女に惚れさす名言集」に出てくる「実質1時間しか寝てないからつれーわー」*1の人に近いです。あくまでカテゴリ分けであり文科系・体育会系・ウェイ系・意識高い系…のような分類の一つ(僕のイメージです)。先ほどのリンクの方のブログの定義である「志は高いが実を伴わない人」は「意識が高い人」に分類され、ここでの意味とは違います。

意識が高い学生(笑)

意識高い系を学生に限定したバージョン。おそらくこちらの方が「意識高い系」よりも早く出た気がします。でもそういう人が学生に限らずいたので「意識高い系」が定着したのだと思います。「(笑)」については「スイーツ(笑)*2」から来ていると思われます。

意識高い学生(笑)を大二病と言い換えてみる

中二病厨二病)」という言葉があって、wikipediaでは

中二病(ちゅうにびょう)とは、「(日本の教育制度における)中学2年生頃の思春期に見られる、背伸びしがちな言動」を自虐する語。転じて、思春期にありがちな自己愛に満ちた空想や嗜好などを揶揄したネットスラング。「病」という表現を含むが、実際に治療の必要とされる医学的な意味での病気、または精神疾患とは無関係である。

とあります。ようは邪気眼*3の使い手です。

人によって差があるものの、こういう経験をした人はいると思います。中学二年生が厨二病的な発言をしたところで「バカだなー」とは思っても誰も批判はしません。

「意識が高い学生(笑)」も同じようなもので、これも人によって差はありますが大学二年生くらいには自己啓発書を読んで影響されたりするものだと思います。仕事をしている訳ではないので意識だけが高そうなセミナーとか学生団体に入って仕事がないことを補おうとするのは頷けます。

意識が高い学生(笑)は見守ろう

意識が高い学生(笑)は大二病です。仕事をし始めたら自分の未熟さに気づくこともあるでしょう。だからそれまでは見守ってもいいのではないでしょうか。自分の同級生がそれだったら、厨二病だった友達と同じように「バカだなー」と思っておけばいいです。

ただしおかしなセミナーに頻繁に行っているようなら注意してあげてもいいかもしれないです。お金儲けしようという人ほどカモになりやすいので。

意識高い系のおっさんは笑ってあげましょう

学生はいいとして、問題なのはおっさん(おばさん)の意識高い系です。念のためもう一度言葉を分類しておきますが「意識が高い人」ではなく「意識高い系」です。いい歳して意識高い系の発言をしているおっさんは多いですが、そんなことより本業でまず結果を出してからにしろと内心は思います。(僕も人のことを言えるような結果を出している訳ではないですが)

でも厨二病の人はその心を持ち続けたらもしかしたらものすごい漫画家になるといったような道もあるかもしれないので、批判されながらも意識高い系を続けていたらネオヒルズ族になれるチャンスはあるかもしれませんね。