58FLOW

Android、行動経済学、ガジェットなどが好きです。日々感じたことなんかを書きます。

「ソーシャルでビジネス」とか言う人が現れると一気にSNSがつまらなくなる(愚痴)

はじめに

最近FacebookをはじめとしていろいろなSNSを利用する人は多いですが、タイトルの通りビジネスとかいう人が現れるとつまらなくなる気がします。ここに書いていることは出典もないしデータも無いのでそういう考えもあるくらいに思ってください。

また、ここで言うビジネスはSNSの事業者のビジネスのことではなく営業マンなどがSNSを広告手段などに利用したビジネスのことです。

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サービスの一般化で現れる「ユーザー」と「ビジネスマン」

多くの場合、新しいサービスが受け入れられるのは若者世代・女性・技術関係者など、ニッチな分野の人たちが食いつきキャズムを超えて流行って行くものです。例えばFacebookはアメリカの大学生が、Twitterプログラマーなどが先駆けとなって今では誰もが利用するサービスになっています。一般のユーザーが増えて行くのと同時にそれをビジネスに利用しようとする人も現れます。まあそれはそれで別に悪いことではないですし、自然なことだとは思います。

ソーシャルメディア活用本(笑)

ある程度流行ってくると必ず出てくるのが活用術系の本で儲けようとする人たちですね。大体載っていることは普通に利用していたらわかるようなことなので、そういう本を読んで「ソーシャルメディアを勉強」している人にはSNSとかいらないのではないかと思います。そういう本が出てくる頃、社会的にもビジネスに活用できるという風潮になっているので従来のユーザーは嫌悪感を持ってしまいそうです。

ソーシャルメディアマーケティングコンサルタント(笑)

なんたらコンサルタント・なんとかなんとか代表・ほにゃららの会主催…。怪しげなセミナーとか自己啓発本にはこういうセルフブランディングのためにこういう肩書きをつけなさいとか書いてあるのかもしれませんが、そういうアカウントを見るとああまたかって思いますね。

ソーシャル大好きおじさん(笑)

USTREAMが日本でも流行りだした頃、「ソーシャル大好きおじさん」などと自称する人達がよく「だだ漏れだだ漏れ」と言っていましたが、日本でライブ配信サービスを流行らせたニコニコ生放送やその他のサービス(peercast・live tube・stickam・Justin.tvなど)を知らなかったりする人もいます。結局はユーザーとして利用していなくてビジネスとして利用とする人たちの知識は浅いのですが、そういう人たちがテレビやラジオなどのメディアで評論家のようにして語ると、実際のユーザーとしては冷めていってしまいます。

ブロードキャストモデルとのはき違え

とくにTwitterで言えるのですが、桁違いにフォロー・フォロワーを増やしてやたら【RT願い】などを出している人をたまに見かけますが、ブロードキャスト広告と勘違いしているようで、フォローされると何となく利用されている感があって不快感が…

若年層は新しいサービスに行ってしまう

これは社会的な背景・流行・デバイスの問題…など要因はいろいろあるのですが、若年層はとくに新しいサービスをどんどん利用します。ビジネスに利用する人が現れることによってサービス自体の空気感が変わってしまうこともその要因の一つだと思います。最近アメリカではSnapchatが流行っていて、最強だと思われていたFacebookも若年層の間ではおじさんが使うSNSであるという風潮になっているという話も聞いたことがあります。

おわりに

SNSはグループ間で空気感が違うというイメージもありますが、それでも少なくとも同じ国の同じ文化圏の中では全体的な空気感というのも存在していて、別のサービスの空気感の方が楽しいと感じればユーザーはそっちに行ってしまいます。ものごとは変化するものなのでそれはそれで自然な流れではありますが。