問題点をちゃんと理解して原発の賛否を論じている人はたぶん少ない
はじめに
最近こそニュースを騒がせることも少なくなってきましたが、少し前までは反原発デモが話題になったり原発が選挙の争点になったりしていました。そんなニュースを見ていて思うのは、「そんな理解してる?」ってことでした。
人々が注目するのはニュースになっているから
実際に被害にあっていたり逆に利益を得ていたりする人以外がそれに注目するのは、それがニュースで大々的に取り上げられているからでしかないのではないかと思います。
データを利用しない意見はただの感情論
賛成意見・反対意見を持っている人は当然そのどちらかの立場で話すので、その反対意見の正しい部分を無視しようとします。実際に日本の生産活動にはどれくらいの電力が必要で、原発がどの程度発電していて、リスクがどのくらいあって…という"データ"を持っているひとはあまりいないでしょうし、持っていても自分の立場で有効なものしか利用しません。おそらく反原発デモに参加している人でもこれらのデータをもとに説明できる人は少ないと思います。感情で意見を変えることは時には必要ですが、こういった難しいことに対して意見を持つのであれば最低限の知識が無いとだめな気がします。(僕はそういったデータを持っていないのでどちらの立場にも立てません。)
おわりに
大体の人は専門家ではないので専門的な知識を得ることは大変かも知れません。だからといって正しい知識なしに感情のみで語ることも不毛です。もし何かの意見があるのならば不毛な行動をする前に正しい知識で有効な戦い方をした方が良いのではないかと思います。