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Android、行動経済学、ガジェットなどが好きです。日々感じたことなんかを書きます。

ニコニコ動画の歌い手のミニライブに行ってきたことと最近の【歌ってみた】に関する所感

先日、ニコニコ動画の歌い手数人のミニライブがあるということなのでいってきました。ニコニコ超会議とか、マイノリティがマジョリティ化する感じは何となくコレジャナイ感があるのですが、こういう自主的なライブというのは何となく現代の文化を象徴する感じで好きです。

音楽CDが売れなくなってきたというのがずいぶん前のことに感じますが、そういう音楽業界としてはメガヒット歌手は生まれにくいものの参入はしやすい時代であるという風潮になっているようです。消費者としても娯楽や音楽の多様化によって各々が日常的に聞く曲も多様化していると思われます。

そんな中で初音ミクをはじめとしたVOCALOID曲やその「歌ってみた」は動画を通した自己表現から、一つの音楽ジャンルとして確立したといってもいいと思います。歌い手と聞く側がユーザー同士であって心情的に近いところにいるのでコアなファンもつきやすいかも知れないですね。

そして特に最近感じるのはプロに近い人も動画投稿をすることが増えてきたのではないかということです。本業の合間に自己表現として動画投稿する人も当然多いですが元々音楽をやっていて注目を集めるきっかけとして動画投稿をしたり音楽業界を目指すために投稿を始めたという人も目にすることが多いです。動画投稿がきっかけでメジャーデビューする人もいて、アピールする場としては確立しているといえます。今回のライブの出演者もオリジナル曲を出している人や多数のライブをやっている人などがいましたし、ほぼ全員が名刺を持っていましたので音楽活動の一環なのだという印象がありました。

ライブの良い点として普段聞いている歌声が生で聞けるとか一緒にもりあがれるということが上げられますが、その他にも音響や照明など出演者意外の裏方でライブを盛り上げる人たちの存在も大きいですね。僕は結構そういう一つのことをみんなで達成している感じが好きです。まあニコニコ動画でもコメント職人がVJ的だったりマッシュアップが生まれたりするので同じことは言えますけどね。

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