震災ビジネスとスラックティビズム
スラックティビズム
スラックティビズムとは
「怠け者(slacker)」と「社会運動(activism)」とを掛け合わせた合成語である。労力や負担を負わずに、社会運動めいたことをする行為を指す。
この用語は、社会に意味のある影響を与えていないのに、社会にとって良い活動をしたつもりになる自己満足的行為について、軽蔑を込めて使われている。
Twitterで例のハッシュタグをつけてカッコいいことをつぶやいたり、当時はmixiで「手を繋ごう計画」のようなスラックティビズムが流行ったりしました。そして三年経った今もまたその流れが再来しています。僕らのような人間はこの三年間、普通の日常をおくってきました。その中で三年が経ったという理由だけで例のハッシュタグをつけて「私たちはあの大震災を忘れません」なんていうことを言います。そういった類い自己満足。実際に被災地のことを想っていたとしても無意識的に感動ごっこをやってしまいます。
(この記事は再帰的に自らを否定します)
震災便乗ビジネスと震災関連ビジネス
東京などでは「食べて被災地を応援」など、震災を広告に利用するお店や企業をよく見ます。いいとは思いますけどね、実際にその消費行動が被災地の利益になっているのかもしれないですし。でも何となく震災を利用している感じがあってあまりいい気はしないですね。それと批判するわけにはいかないものの大賛成と胸を張って言える訳でもないのが、テレビ通販などで大震災で身内を亡くした方の背景を紹介した後にその方が作っている商品を販売するというもの。そういうものも最近はよく見かけます。
震災便乗詐欺
街を歩いていると今も募金をお願いしている光景は見ます。その中には明らかに怪しい人もいます。募金と言う名目でお金を集めて自分の懐に入れそうだな、という感じ。大分少なくなったと思いますが大きな駅などではまだ見ます。また、少し高度になるとネットで集金して身内のNPOでお金を回して実際にはそれを懐に入れるという話も聞いたことがあります。
おわりに
何も責任を負わない人の言うことはきっと現実離れした戯れ言なのだと思います。書けば書くほどそういうことになってしまいそうなのでこの辺にしておきます。